Application Control の概要
機能
Security Controls では、次のような Application Control 機能を利用できます。
- 実行ファイル制御
- 権限管理
- ブラウザ制御
使用する機能を選択できます。 特定の Application Control 機能の有効化または無効化については、「Application Control 構成の設定」をご参照ください。
利点
Application Control を利用する利点は次のとおりです。
- ランサムウェアや標的型攻撃、ゼロデイ攻撃、高度な持続的脅威 (APT攻撃)、環境内での実行を試行する悪意のあるコードから保護することにより、リスクを軽減し、コンプライアンスの達成を助けます。
- 粒度の細かい権限管理が提供されることで、「最小限の権限」によるアクセスの実装、およびローカル管理者アカウントの排除が可能になる一方、ユーザにはジョブの実行に必要な権限が与えられます。 ユーザ、グループ、またはロールの権限レベルを、アプリケーションごと、および Windows コンポーネントごとに昇格または降格できます。
- 広範かつ柔軟なルール エンジンを使用することで、デスクトップおよびサーバ資産全体にわたり、管理上のオーバーヘッドを抑えながらアプリケーション アクセス管理と権限管理を行えます。 Ivantiアプリケーション制御は、複雑なリストや定数管理を必要とせずにシステムを保護できます。
- 生産性には影響を与えずに、エンド ユーザのパフォーマンスへの影響は最小限に抑えながら、セキュリティをもたらします。
- Microsoft の接続デバイス数によるライセンス供与を施行できます。 指定のアプリケーションを実行する権限を持たせるユーザまたはデバイスを制御することで、アプリケーション インスタンス数、アプリケーションを実行するデバイスまたはユーザ、ユーザがプログラムを実行できるタイミングと期間について、制限を課すことができます。
構成
アプリケーション制御 機能を設定し、構成として保存します。次に、この構成をエージェント ポリシーに割り当てます。 このエージェント ポリシーを任意のエージェントに割り当てて、管理エンドポイントに配布します。 構成設定、ルール コレクション、およびルールセットを定義するには、構成エディタを使用します。
構成に対して変更を保存するたびに、その構成の新しいバージョンが作成されます。保存時に記録するバージョン コメントにより、さまざまなバージョンを識別します。 比較ツールを使用すると、2つのバージョン間の差異を表示できます。 詳細については、「構成比較ツール」をご参照ください。」
Application Control のワークフローは次のとおりです。
- Security Controls コンソールを開きます。
- [ヘルプ] > [ライセンス キーの入力/更新] を選択します。
- [Security Controls ライセンス認証] ダイアログが表示されます。
- ライセンス キーを [追加] し、[認証] します。
詳細は、「Security Controls の認証」をご参照ください。
- Security Controls コンソールを開きます。
- [新規] > [Application Control 構成] を選択します。
Application Control の構成エディタが表示されます。 - [構成設定] > [機能] タブを選択します。
必要な Application Control 機能を有効にします。 - [ルール コレクション] を選択して、ファイル、フォルダ、ドライブ、およびファイル ハッシュのルールのコレクションを設定します。
- [ルールセット] を選択し、ルールセットごとに、グループ、全員、ユーザ、デバイス、スクリプト化、プロセスのルールを必要に応じて設定します。
詳細は、「Application Control 構成の設定」をご参照ください。
- Security Controls コンソールを開きます。
- [新規] > [エージェント ポリシー] を選択します。
- エージェント ポリシー エディタが表示されます。
- 左側のメニューから [Application Control] を選択します。
- [Application Control を有効にする] チェック ボックスを選択します。
- このエージェント ポリシーに付ける [名前] を入力します。
- エージェント ポリシーに割り当てる構成をドロップダウン リストから選択するか、[新規] を選択して新規構成を作成します。
- [保存] を選択します。 ポリシーと構成変更でエージェントを更新する場合は、[エージェントを保存して更新] を選択します。
詳細は、「Application Control の有効化」をご参照ください。
.エージェント ポリシーの作成に進むには、構成が必要です。
詳細は、「Application Control の有効化」をご参照ください。